今回ご紹介するのは、3B段返りのタキシード。
タキシードと聞くと、結婚式やパーティーなどで着用する、格式の高いフォーマルウェアというイメージを持たれる方も多いと思います。
もちろん、タキシードには長い歴史の中で培われてきたルールや様式があります。
しかし今回の一着は、そのクラシックな背景を大切にしながら、あえて少し違ったアプローチで仕立てています。
タキシードに、あえて「3B段返り」
今回採用したのが、3つボタンの段返り仕様。
一番上のボタンをラペルの返り線の中に隠し、実際には2つボタンのように見せる、クラシックなスーツで見られるディテールです。
一方、タキシードは本来、よりフォーマルウェアとして完成された独自の様式を持つもの。
そのため、「タキシード」と「3B段返り」は、本来であれば積極的に組み合わせるものではありません。
だからこそ、今回の一着は面白い。
大きく存在感を持たせたピークドラペルには拝絹をあしらい、タキシードらしい華やかさと色気をしっかり残す。
そこへ3B段返りを取り入れることで、フォーマル一辺倒ではない、少しファッショナブルな表情を加えています。
クラシックだけれど、堅すぎない。
正統派のタキシードとはまた違った、着る人自身のスタイルを感じられる一着に仕上がりました。
ルールを知った上で、あえて崩す
洋服、とりわけクラシックな紳士服にはルールがあります。
私自身、そうしたルールや歴史はとても大切にしています。
ただ、ビスポークの面白さは、すべての人をひとつの「正解」に当てはめることではないとも考えています。
大切なのは、
誰が、どこで、何のために着るのか。
そして、その人がどうありたいのか。
そこまで考えた上で、守るべきところは守り、遊べるところには少し遊びを加える。
ただ奇抜にするのではなく、クラシックという土台があるからこそ、崩したときにも品が残ります。
今回の3B段返りのタキシードも、まさにそんな考え方から生まれた一着です。
「タキシードだからこう」ではなく、その人に似合う一着を
THE BESPOKEでは、決められたデザインの中から選んでいただくだけではなく、お客様一人ひとりに合わせてスタイルそのものをご提案しています。
体型に合わせることは、オーダーでは当たり前。
それ以上に、
その方の雰囲気や職業、着用するシーン、普段の洋服、好み、そして「どんなふうに見せたいのか」。
そこまで汲み取って一着を考えていくことが、ビスポークの醍醐味だと思っています。
服に人を合わせるのではなく、人に服を合わせる。
それは寸法だけの話ではありません。
デザインも、シルエットも、ディテールも含めて、その人のために考える。
だからこそ、既製のルールだけでは生まれない一着があります。
タキシードを、もっと自由に楽しむ
フォーマルウェアだからといって、必ずしも堅く考える必要はありません。
結婚式や披露宴、パーティーなどの特別な一日だからこそ、普段のスーツとは違う洋服を思い切り楽しむのも素敵だと思います。
もちろん、正式なドレスコードが求められる場では、それに合わせたご提案を。
一方で、自分らしい装いを楽しめる場であれば、今回のようにクラシックをベースに少し遊びを加えるのもひとつの選択肢です。
クラシックを知るからこそ、自由に遊べる。
THE BESPOKEでは、静岡市でスーツはもちろん、タキシードやフォーマルウェアについても、一人ひとりのためのスタイルをご提案しています。
「普通のタキシードでは少し物足りない」
「結婚式だからこそ、自分らしい一着を仕立てたい」
そんな方も、ぜひお気軽にご相談ください。
人生の特別な一日を、その人らしい一着で。
THE BESPOKEだからこそできる仕立てをご提案いたします。
ご来店心よりお待ちしております。