エクスクルーシブ素材を使用した、3ピーススーツが完成しました。
今回仕立てたのは、愛知県一宮・尾州地区の織屋と共に企画した、THE BESPOKEのオリジナル生地を使用した3ピーススーツです。
尾州は、世界三大織物産地のひとつとして知られ、古くからウールを中心とした毛織物の産地として発展してきました。
そんな尾州の織屋と打ち合わせを重ね、色、ウエイト、耐久性、仕上がったときの表情まで細かく考えながら、一から生地を企画しました。
今回選んだのは、ミッドナイトブルー。
黒に最も近い色でありながら、光の入り方や見る角度によって、ほんのりとネイビーが浮かび上がる色合いです。
黒ほど重くなく、ネイビーほど軽くない。
一見すると非常にシンプルでありながら、着用したときに奥行きのある表情を見せる、クラシックな色を目指しました。
目付380g。
長く着ることを前提に
この生地の目付は380g。
現在のスーツ生地では、かなりしっかりとしたウエイトです。
軽さや柔らかさだけを追求するのではなく、10年、15年と使い続けられることを前提に、生地の耐久性をとことん追求。
しっかりとした生地だからこそ、仕立て上がった際の立体感も魅力のひとつ。
身体に沿わせることで美しいドレープが生まれ、ジャケットを着たときのシルエットにも自然な力強さが出ます。
そして、着込むほどに身体へ馴染み、生地そのものにも少しずつ表情が生まれていきます。
新品の状態が完成ではなく、着用する時間とともに完成へ近づいていく。
そんなスーツを目指しました。
今回はジャケット、ベスト、パンツの3ピースで仕立てました。
ベストを加えることでスーツとしてのクラシックな表情がより強くなり、ジャケットを脱いだ際にもスタイルが崩れません。
もちろん3ピースとして着用するだけでなく、ジャケットとパンツを組み合わせたり、ベストを単体で使用したりと、着こなしの幅を広げることもできます。
一着を長く着るからこそ、その一着でさまざまなスタイルを楽しめることも大切だと考えています。
流行に合わせて買い替える服ではなく、時間をかけて自分の身体に馴染ませていく服。
10年後、15年後にクローゼットから取り出したときにも、「これを仕立ててよかった」と思える。
THE BESPOKEでは、そんな一着をお客様と一緒に作り上げたいと考えています。
今回のオリジナル生地は、THE BESPOKEでしか仕立てることのできないエクスクルーシブな素材です。
生地の色味や質感、しっかりとしたウエイトは、実際に手に取っていただくことでより感じていただけると思います。
長く付き合える一着をお探しの方は、ぜひ一度店頭で実物をご覧ください。
生地選びからデザイン、採寸、仮縫い、仕立てまで。
お客様だけの一着を、時間をかけて形にしていきます。
ご来店心よりお待ちしております。