お客様から、当店のスーツの着心地が良い理由を教えて欲しいというご要望があり、こちらでご回答させていただきます。
今回ご紹介するのが、"そら豆型のアームホール"。
一般的にメイドトゥメジャー(イージーオーダー)で仕立てられるスーツはファクトリーパターンと言われる工場が持つ型紙を使用し、お客様に合わせて微調整を施し、仕立てますが、そういった物に多いのが、縦長のアームホールで、つまり鎌底が深く、前肩にゆとりが入りづらい形状が多いです。
スーツは設計上、袖山が高いため、カットソーやニット、ブルゾンとは違い鎌底を高くし、腕を動かす為に必要な前肩にゆとりを持たせないといけない為、鎌を浅くし、縦ではなく、横に広がるような"そら豆型"に設計にしないといけませんが、オーダーとはいえ1日に何百着と仕立てるファクトリーメイドでは1着にかけられる時間が決まっており、誰でも着用できるようなパターン設計と縫いやすさが求められる為、中々難しいところが現状です。
当店では独自にパターン設計をし、ビスポークでご対応させていただく為、必然的にそら豆型になっていきます。
もちろん、アームホールがそら豆型になっているだけで着心地が向上するわけではなく
欧米人に比べ、背が広く胸の幅が狭いのが特徴のアジア人体型に合わせたパターン設計と、イセ込みと呼ばれる、短い布に長い布を縮めながら縫い上げる技術を肩と袖に通常よりも多い分量施し、クセトリと呼ばれるアイロンワークで人体に纏うように、時間をかけて立体感と可動域を与えています。
パターンはもちろん大事ですが、それ以上に1着にどれだけの手間暇がかけられているかが、スーツの着心地に影響をあたえます。
是非、当店のスーツに袖を通して見て下さい。
静岡で本物のビスポークスーツ、オーダースーツ、オーダーシャツ、オーダージャケット、オーダーパンツを仕立てるなら静岡市葵区大工町にあるTHE BESPOKE(ザビスポーク)にメンズスーツもレディーススーツもお任せ下さい。
ご来店心よりお待ちしております。
